【 中村天風 】のオススメ書籍を「書評/レビュー」で紹介 【 中村天風 】のオススメ書籍を「書評/レビュー」で紹介

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Books : 【 中村天風 】のオススメ書籍を「書評/レビュー」で紹介


 
  • 私が過去に読んだ「マネジメント・経営関連書籍」の中から、【オススメ書籍】をいくつかご紹介します。
  • 私自身の理解力の低さ・文章力の無さは棚に上げていますので、「何と拙い書評/レビューだろう」と笑われるかもしれません(涙)。
  • オマケとして、オススメ度★印...最高5個)・難易度初級...中級...上級)・抜き書きノート抜粋)を付けました。
  • 書籍タイトル&画像をクリックすると、新たにアマゾン(Amazon.co.jp)の画面が開きます。そこに、多くの読者が書いた様々な「書評/レビュー」が載っています。ぜひ、この Amazon の書評を読んでみてください。バラエティーに富んだ多様な視点が、とても参考になります。
  • 経営の先達が残した知恵と経験の数々・・・。その「入り口」をじっくりと覗いてみてください・・・。

 ◆ 中村天風

中村天風師も居眠りしたのかな?

◆ 中村天風(なかむら てんぷう)

(1876年7月30日 - 1968年12月1日)
 現在の東京都北区王子に生まれる。
 旧士族の家で育ち、剣術の達人となる。幼少より手のつけられない「暴れん坊」であり、福岡の親戚に預けられる。
 この福岡で、後に孫文を助けたことで知られるアジア主義者の巨頭、頭山満にかわいがられる。
 日露戦争時には軍事探偵として満州で活動した。戦後、当時は不治の病といわれた奔馬性結核を患い、その治療法を求めて北米〜ヨーロッパを放浪する。更にヒマラヤの山中でヨガの聖者カリアッパ師に師事し、「悟り」を得て病を克服した。
 日本への帰国の途上、中国で第2次辛亥革命に関わり、孫文を助けることになる。

 帰国後、銀行や企業の役員を歴任するが、「悩み苦しむ人を救いたい」という思いから、すべての職を辞して辻説法を始める。やがて説法が評判となり、政界財界の要人が師と仰ぐことになる。日本海海戦(日露戦争)でロシア海軍のバルチック艦隊を破った英雄 東郷平八郎元帥は、中村天風を「哲人」と賞賛した。

成功の実現  ←[Amazon レビュー]

中村天風 『成功の実現』
中村天風(日本経営合理化協会)
★★★★★ 【初級】【中級】
価格:¥10,290
 仕事が思うように進まない・・・そう思い悩んでいた時期に出会ったのが本書『成功の実現』です。私にとって、天風哲学への入門書となりました。貪るように読みました。その後「中村天風」に関する本を次から次へと読み漁ることになります。最終的には、中村天風師の最高峰『天風瞑想録』へと繋がっていきます。結果として、少々のことでは動じない心を造ることができました。

 本書『成功の実現』は天風師の各地での講演内容をそのまま活字化したものです。ですから、「中村天風 著」ではなく「中村天風 述」とされており、話し言葉となっています。そのため、語り口が平易で面白い。まさに、入門編にピッタリでしょう。

【抜き書きノート】 ... 中村天風 『成功の実現』 より
インド三ヶ年の難行苦行をつんでるうちに、ハハア、こうすると信念がだんだん強くなるな、ということを私はキャッチした。想像力を応用して、心に絶えず念願することを映像化して描くことによって、信念というものが確固なものになるんです。これが信念の煥発法なんです。これに気がつかなかった。ただ、「信念は大事だ。そうか」と思うには思うんだけど、そいつが消えたりついたり、消えたりついたりする。それまでさほど効果的なことだと思っていなかったことも、もっとはっきり言うと、思うことがそうやすやすと叶ってたまるものかい、というような自分のひとり決めでみくびっていた方法が、何とそれが信念煥発への秘訣だと悟ったのであります。

もっと哲学的な言い方でいうならば、あなた方の心の中の考え方や思い方が、あなたたちを現在あるがごときあなた方にしているのであります。
 これは大事なことだぜ。もういっぺん言ってやろうか。あなた方の心の中の考え方や思い方が、あなたたちを現在あるがごときあなたたちにしているのであります。だから、俺は体が弱いと思ってりゃ体が弱い。俺は長生きできないと思ったら長生きできない。俺は一生不運だと思えば不運だ。何とでも、あなた方が考えているとおりのあなたたちをこしらえているんだから。

さっ、それがわかったら、なーるほど、と今すぐ実行しなさいよ。同じことを絶え間なく、はっきりした映像にして心に思考させれば、言い方を変えりゃ、心のスクリーンに想像というありがたい力を応用して描けば、それは期せずして強固な信念となって、その信念がいつかは具体化する。これが宇宙に存在する、牢固として動かすべからざる断然真理なんであります。要するに、私がいつも、人の心はその人をつくりもし、また壊しもすると力説するのは、この理由があるがためなんだ。
だから、絶え間なく映像化される想像という心の作用によき刺激を与えて、そしてそれをピンボケにしなければ、黙っていても信念の力は強固になって、あらゆるすべてを現実化する、よろしいか、ただ単に完成のゴールデン・キーとなるばかりじゃないんだよ。現実をコンクリートにしちまうという、固めの大きな力になってくるんです。
それを絶えず継続するんだよ、オリンピックの聖火のように。ピョイ、ピョイとだしてたんじゃいけないんだよ。絶えざる火のごとく思い続ける。何もべつに強固な信念をつくろうと思わなくてもいいんだよ。それをやってごらんなさい。強固な信念が、信念そのものが心の思考によって結晶されてくるんだもん。コンクリートされてくる。そうすると、不思議以上の奇跡ともいうべきものとなって、その心に描いた映像が事実化してくるんだ。
少し理屈っぽいことを言うようですが、そもそも心というものの行う思考の直接の源は、多く言うまでもなく、意識ですね。そしてその意識に「実在」と「潜在」の二つがあるということはもう聞いてる。
 実在意識は思考の源をなし、潜在意識は力の源という役割をしている。
 もういっぺん言うよ。実在意識は思ったり考えたりする働きを行う力をもっているし、潜在意識はその思考をさらに現実化する力の源という役割をもっている。ほかから入ってくる印象を、よろしいか、貯蔵していると同時に、この雰囲気のなかにあるいろいろの波をその心に取り入れる一つの吸収力をもっている。だから、潜在意識は人間の生命を守って、満足に生かしていこうとする貴重な役割を実行するために与えられたものだと、こう解釈しなきゃいけないんだよ。
だから、人間の現在を本当に生きがいのあるものにするのには、前に言ったとおり、「心に施す技術」に完全に熟練なさい。おもしろい言葉だな。心に施す技術に完全に熟練するんだよ。心に施す技術ったってやさしいじゃないか。想像を連続して、はっきり絶え間なく、同じことを描きゃいい。あなた方は同じことを描きながら、チョコチョコそれを墨で塗るからいけないんだよ。
それからもう一つ、信念煥発で非常に効果のあるのは暗示力の応用。
 わかりやすく言えば、心に映像を絶え間なく描くと同様に、自己暗示も絶え間なく反復連続しなきゃいけない。心に想像の絵を描きながら、暗示が逆じゃ駄目だよ。「描いてるけれども、うまくいくかしらん。まだなかなかうまくでてこないが、ひょっとすると私は駄目かしらん」なんて言うからできないんだよ。自己暗示でぶっ消しちゃってるから。
良くも悪くも、人間の思考から生ずる想像およびそれから描かれる心の中の映像というものが、潜在意識の性能を活動させる根本原因になるんだから、絵も画ける。同時に、しょっちゅうそれにバイブレーションを与えるために、暗示力を自己暗示で掘りおこさなきゃいけない。そうすると、いっそうよく可能率が促進されるわけなんだ。
 潜在意識のスクリーンの上に描かれた映像どおりにそれを実現させる働きをもっていることが間違いのない事実なんだから、間違いのない事実をそのまま行っていきさえすりゃいいんだよ。
この方法、言いかえると、心の統御法の技術に熟練すると、潜在意識という最も安心のできる、信頼性のある、大きい力をもっているものが自分の命を守ってくれる。またそれに任せたことになっちまう。そうすると、今までと打って変わった、まるで我れながら見違えるほど自分というものがつくりかえられてきますよ。
こうして強固な信念がつくられると、その信念というものがもっと神秘的な感化作用・・神秘的な感化作用だから、いわゆる奇跡以上のよい現実が生命にあらわれる。だから、この心理現象の尊い法則を活用されて、天風会員としての値打ちのある真本領を発揮されたいことを、特に特に、今年こそ忘れないで実行されたいことをお勧めします。
... 中村天風 『成功の実現』 より

【目次】
「力」の篇
1 人生礼讃
2 真の積極
3 悟入転生-天風自伝
「勇気」の篇
4 恬淡明朗
5 より強く、逞しく
6 もはや何ものも恐れず
「信念」の篇
7 新天地を拓く
8 幸福の醍醐味
9 大いなる我が生命の力
10 成功の実現

 

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運命を拓く - 天風瞑想録  ←[Amazon レビュー]

中村天風 『運命を拓く』
中村天風(講談社)
★★★★★ 【中級】
価格:¥1,995
 中村天風師が実際に夏期修練会で教示した内容を収録した書『天風瞑想録』── 布貼りの高価な本ですが、その内容は中村天風の教え(天風哲学)の集大成ともいうべき素晴らしいものがあります。しかし、現在は絶版となっているようです。

 その同じ内容を普及版として一般向けに出版したのが本書『運命を拓く』です。内容は、ほぼ同じ。ただし、一部の語句を一般向けに変更(修正)してあります。
 瞑想(安定打坐)で心を静めた後にこの書を読むことで、中村天風の教え(天風哲学)の神髄に触れることができます。

【抜き書きノート】 ... 中村天風 『運命を拓く』 より
何れにもせよ、厳かに考えなければならないのは、人生を有意義に生きる為には、何を措いても、常に、自分の理想を、階級の高い気高さで、自分の心の中に抱かなければいけない。宇宙本体の力は、人間の心の状態を鋳型として、これを現実化さす自然現象を現すのだ。だから、健康に対しても、運命に対しても、その理想が確実な姿で、階級の高い気高さを以って、描かれて居なければいけないのだ。その通りに、宇宙本体は、現実に造り出そうとする、自然傾向があるんだから・・・・。理想はその人を偉大にも、将また、極めて価値なくもする原動力を持っている。
自分の人生を、気高い内容と、価値の高い標準で持つ人は、もう、その理想が現実になる前から、現実になったと同じような、人生境涯で、活きているのと同様である。
考えてみなさい。宇宙を司る宇宙本体の力が、吾々の心の取る態度と、全く同じ態度でもって、吾々に臨むという事実、この、何遍も言っている此の事実、これは峻厳なる事実なのである。
 「人間は万物の霊長だから、健康的にも、運命的にも、終始、豊かな、感謝する生活が、出来るように作られているんだ」・・・・と。
心の生活を豊かにするには、勿論、心で思ったり、考えたりすることが、功利的なものであってはいけない。終始宇宙本体と同じように、真善美であらしめると同時に、理想もまた、終始、気高いものを心に描いていなければならない。
 そして、宇宙を司る宇宙本体から、尊い力を、吾が生命に受け入れる用意を、始終、疎かにしないようにしなけりゃ・・・・。
理想を気高いものにしようとするのには、第一に必要なことは、「吾というものが宇宙本体と常に一体である」ということを信念しなけりゃいけない。信念しなけりゃ・・・・。ただ思っただけではいけないのだ。
 言い換えると、見えざる”力”との結合を決して忘れてはいけない。すぐ孤独になるからいけないんだ。
 川の流れは水源があった為だ。水源の無い川はあり得ないのだ。吾々の存在は吾々の命の持つ源がこれを保っている。その源が宇宙本体である。その宇宙本体と常に結ばれている自己を、明瞭に意識して活きると活きないとでは、どれだけ人生に活きる場合の結果に、大きな差が出来るかわからない。
 だから、理想は、つねに気高く、本当に、価値の高いもので、あらしめなければならない。
一番手っ取り早いのは、何かしら諸君が、不都合を感じたり、不満を感じる場合があるならば、そういう方面からそれを考えないで、それが完全に成った成就した姿を、自分の心に描きなさい。
 ああ成ったらいいなあ、こう成ったらいいなあ・・・・という念願だけを、心に炎と燃やさないで、ああ成ったらいいなあというものが、もう、既に、成就した気持ちや、姿を、自分の心に描くのだ。
 成りたいなあ・・・・という気持よりも、成っている姿を。心に描いた時に、現実から程遠い事でも、もう、霊の世界では、それが、本当に成っているのと同じことになるのである。
 だから、理想の中に描く絵は、もう、確実に、現実化したものであらしめなければいけない。
だから、常に、自分の理想は、現実のものと同じように、ハッキリと明瞭に、自分の心に描きなさい。そして、その描いた絵は、決して、それを、取り替えないようにしなければ・・・・。昨日と今日とでは、全く、形が変ったものにしたんではいけない。
要するに、こうした事実を考えると、自己の想像作用を、正確に、そして、適当に使うことが巧妙になればなるほど、理想も高級となり、自己の人生を、非常な、値打のある、高い階級にする。
 これは、決して、神秘でも、不思議でも、奇跡でもない。人類の生命本来の作用は、絶え間なく、永遠に、延びよう、広がろう、向上しようとする様に、宇宙本体の意図のもとに作られた。
 これが、厳として、動かすべからざる宇宙法則なのだ。
 だから、考えてみれば、健康になるのも、幸運の持主になるのも、わけの無いことであると同時に、なんと、それが、人間としての当然の、与えられた、感謝すべき権利であるということがわかる。
常に、自分というものが、こうやって、生きて居る事を感謝する事が、いちばん大切なんだよ。
 「私は今正に喜びと感謝に満たされている」
 そうすると、現在、病であることも、不運であることも、感謝で考えなければいけないことになる。
心の態度は飽くまで積極的であらねばならぬと同時に、如何なる事情があろうとも、自分の描いた理想は、一念不動の状態で、固く固く把持して、一寸一寸と変更しないことである。
 否!この事くらい、人生を幸福にする原則の中で必要な原則は他に無いのである。
 だから、今まで屡々言って来た通り、吾々は、まず第一に、ハッキリと明瞭に自己の欲する物事を決定することである。
 そして第二には、一旦決定した以上は、その決定した事柄を、みだりに変更せぬ事である。
吾々は常に自己の欲する事物を、積極的な、完備した、而も、チャンと一定した形に描かねばならない。そして、その求むる所のものを心に描き終わったならば、それを固く固く心に守って、どんな事があっても、決して変更させたり動揺させたりしてはならない。
 同時に、特に特に必要な事柄は、それも確実に自分のものにする事が出来得るという「信念」を堅固にして、忽せにしない事である。
もっと突っ込んで言えば、折ある毎に、自分の希望する処求むる処のものを
 「実現する!実現する!」
と自己自身繰返していう時に、あなたがたは、既に、その求むる処のものを、半ば以上、自分の物にしたのと同様の道筋に入ったのである。
 そして、その後は、ひたすらに信念を堅固にして、これを繰り返して居ると、宇宙霊は、自動的に、自然的の経路で、その求むる事を実現して来るのである。
 と言うのは、最初に、信念強く、その希望が「実現する!」と断定した時には、既に有体の事をいうと、その事柄は、霊の世界に於ては、最早実在となって居るからである。
... 中村天風 『運命を拓く』 より

【目次】
序章 朝旦偈辞
第1章 生命の力
第2章 人生を支配する法則
第3章 潜在意識とその性能
第4章 言葉と人生
第5章 大いなる悟り
第6章 人生と運命
第7章 人間の生命の本来の面目
第8章 人生の羅針盤
第9章 第一義的な活き方
第10章 恐怖への戒め
第11章 勇気と不幸福撃退
第12章 理想と想像
第13章 一念不動

 
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